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Oracle TimesTen In-Memory Database APIおよびSQLリファレンス・ガイド
リリース6.0
B25770-02
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ttOptUseIndex

説明

アプリケーションで、TimesTen問合せオプティマイザによる実行計画の生成を変更できるようにします。一連の索引の使用を無効にしたり、問合せで使用する各相関関係のために一連の索引のみの使用を有効にすることができます。索引の使用を有効にしても、生成されたけ計画がその索引を使用するとはかぎりません。オプティマイザは、推定されたコストに応じて、指定した索引を使用する計画より優れた計画が得られる場合、シリアライズ・スキャンまたはマテリアライズ・スキャンを使用して、関連する相関関係にアクセスすることを選択する場合があります。

このコールによって加えられた変更はただちに有効になり、アプリケーションがこれを消去するコールを明示的に発行するまで、現在のトランザクションでのODBC関数SQLPrepareおよびSQLExecDirectへの後続のすべてのコール、JDBCメソッドConnection.prepareCallおよびStatement.executeへの後続のすべてのコールに影響します。新しいトランザクションが開始されるたびに、設定は消去されます。

アクセス制御

アクセス制御がTimesTenのインスタンスに対して有効である場合、このプロシージャにはSELECT権限が必要です。

構文
ttOptUseIndex (`IndexName, CorrelationName, 0 | 1 [;...]') 
パラメータ

ttOptUseIndexには、次の構成要素を持つVARCHAR(1024)型の単一の文字列パラメータがあります。

構成要素
説明
IndexName
ユーザー定義索引の名前。一時的なTツリー索引の場合は「_TMPTTREE」、一時的なハッシュ索引の場合は「_TMPHASH」。索引名を省略すると、指定した相関関係のすべての索引に設定が適用されます。
CorrelationName
表の相関名。表がFROM句の相関名によって定義されている場合、この表の索引ヒントを指定する際は、表名のかわりにこの相関名を使用します。相関名を省略すると、この設定は、指定した索引名を持つすべての表に影響します。
0 | 1
IndexNameで指定した索引の使用を無効(0)または有効(1)にします。

結果セット

ttOptUseIndexは結果を返しません。

CALL ttOptUseIndex('"3456"."1234", t1, 0'); 
CALL ttOptUseIndex('data1.i1, data1.t1, 0'); 
CALL ttOptUseIndex('i1, t1, 0'); 
注意

パラメータを指定せずに、NULL値を指定してttOptUseIndexをコールすると、TimesTenによって前の索引ヒントが消去されます。

関連項目

ttOptEstimateStats
ttOptGetFlag
ttOptGetOrder
ttOptSetColIntvlStats
ttOptSetFlag
ttOptSetOrder
ttOptSetTblStats
ttOptUpdateStats
ttOptUseIndex